毎日お仕事に、家事に、遊びに……
おつかれさまです。
「1日24時間のリミットなんとか2倍にならない?ドラえもん!」
と思ったことも1度や2度あったりなかったり。
いや2倍になったところでもっとやること増えるだけだから………時間の使い方見直したほうがいいし、そもそも増えないわけで。
なんでこうも毎日せわしない感じがあるのか……。
何かに追われているような。
ということで心休まるときありますか?
心のゆとりがある方はどのくらいいるのかしら。
あ、そもそも
「ゆとりなんていらん、手帳がびっしり埋まってるのが幸せなんじゃ」
という人はそのままわが道を突き進んでくださいまし。
自分にとって幸せだなと感じることで満たされているほうがいいです。
でもね、ふと思った。
意外と息抜きのためのスケジュールを入れてる人多くないですか。
自分へのご褒美としてショッピングに出かけたり、ヒーリングサロンでゆったりまったりした時間を過ごしたり。
または食べ歩きや旅行、ジムやサウナで汗を流す……
で、ある時「スケジュールがない状態で心にゆとりが生まれないかな」……と思ったわけです。
何もせず、ただおだやかに過ごしたいだけなんだけど。
まさにくまのプーさん。
くまのプーさんの名言
「”何もしない”をすることは最高の何かにつながるんだよ」
(doing nothing often leads to the very best something.)
「何もしないをする」
結構むずかしい気が……
何もしないはできなかったけど……
そんなある日。
ペンキアート画家のショーゲンさん(←講演会行ったブログ読めるよ)という人の「空を見上げる心のゆとりが大事」ってメッセージが目にとびこんできまして。
これならプーさんに近づけるかも?と思いつつ、なんで空を見上げる必要があるのか、という疑問もわいたのです。
それまで
「洗濯ものを干すのに都合がいいか?」
「出かけるのに傘はいるか?」
みたいに、都合に合わせてチェックするためでしか空を見ていなかったのでね。
まぁ実験のつもりで2023年7月なかばくらいだったかな、スタートしてみたのです。
夏だと日中は日差しが強いので、まずは夜空から。
(夜空のキレイな画像が撮れないから載せられなくて……すんません)
冬空ほどではないけど、東京でも意外と星が見えるみたい。
ただ雲が多いかな。
でもそれがまたおもしろくて。
空に層があるのかわからないけど、雲の動きを見ていると風が吹いている方角が結構バラバラなことに気づいたんです。
風に吹かれて雲はどんどん形が変わっていく。
ふと気づけば1時間以上見てましたね。
わが家には4階の高さに相当する屋上みたいなところがあって、途中からベンチに寝そべって空をずーーーーーーーーっと眺めているんだけど、気づけば涙がポロポロ、いやボロボロでてきて止まらなくなっていた。
なんでなのかわからない。
ただね、いつも文字で頭が文字や考えごとでいっぱいなのに、空を見ているときは思考が停止しているみたいなの。
思考停止で泣くってどういうことなんだろう。
とりあえず涙が止まるまでいようって思っていたんだけど、止まってもずーっと空を見続けることに飽きなくて、なかなか部屋に戻れなかったなぁ。
心がゆるむ
気づけば、空を見上げる時間ほしさにソッコーで帰宅する日々が続いた。
気質というか性格というか、いつも緊張状態で生きてきたわたしにとって、空を見上げる効果はとんでもないものをもたらしたらしい。
生まれて初めてだったと思う。
「安心」「安堵」「ホッとする」という感覚を味わったのは。
そりゃ自分が好きなことしていれば、その瞬間ホッとすることはあります。
でも続かない。
そのときの欲求が満たされた瞬間、また日常の緊張状態に戻っちゃうんです。
なんというか。
せっかく好きなことをしているのに、今を楽しめない感じですかね。
過去のこと、これからのこと、あることないことぐるぐる脳内をめぐって心ここにあらず状態。
ちなみに不安や緊張状態にあることの自覚はなかった。
空を見上げたことにより気づかされたわけです。
ピンと張りつめていたものがフッとゆるむような、心の中にあたたかいものが広がっていくような、なんともおだやかな感覚がうまれました。
それと同時に、20年来の友だちが「自然と戯れるといいよ」とのことで山梨のお気に入りスポットに連れて行ってくれるようになって。
何千年も生きているような大樹からの木漏れ日
そのときによって人が多いときもあるけれど、空気がひんやりしていて静寂。
初めて来た時からハマってしまい月1で来ています。
一見同じように見える木も、木肌を見ると全然ちがっていたり、2本の木が合体して1本になっていたり。
晴れたおだやかな日ばかりではなく、ときには暴風雨、大雪と厳しい環境下で生き抜いてきたたくましさに圧倒されます。
初めてこの大樹たちと対面したとき、あまりの心地よさにその場から動けませんでした。
そしてなぜかこのときのことを思い出すと、樹木の斜め上から自分を見下ろす光景が出てくるんですよね。
わたしは地面から見上げていたから、その角度から見たことがないのに。
なんでだろ。
季節ごとの風景も変わるから同じ場所でも飽きない。
秋の時期も色鮮やかでうつくしい
でも冬はさすがに路面凍結で来れないかもしれないなぁ。
写真には撮らなかったけど、触れてはいけないそれはそれは大きな大きな神木もあって圧巻。
わが家で見上げる「上空一面が空」っていうのもいいんだけど、こういう木々の間から見上げる空もまた別格でよき。
空気も澄んでて心地よい。
心のゆとりがもたらしたもの
3ヶ月くらいでしょうか。
夢中で空を見上げていたのは。
はい。
じゃぁ、空見上げて、心にゆとりができたらどうなったのよ?ってところが気になると思いますんで。
結果は。
・イライラしない。
・あせらない。
・おだやかな時間が増えた
これにはビックリ。
最初は空を見上げてるときだけおだやかだったんだけど、スタートから3ヶ月経つ頃には、いい状態をキープできるようになってましたね。
時には朝食・昼食持って空を見ながらご飯食べたこともあった
ふだんの仕事はつねにドタバタ。
接客業なので気を遣うことが多い。
いつでも効率重視、合理的か、やることが多すぎて終わるんか、コレ状態な毎日。
マルチタスクが苦手なわたしはパニックを起こすこともあり(静かにね)、よく固まっていたもんです。
それがですね、状況はあまり変わっていないんだけど、冷静でいられるというか、まず落ち着くっていう行為をさしこめるようになった。
ありがたし、ゆとり。
で、思ったことがあるんです。
空を見上げる時間なんか作れんと思う人いるだろうな、って。
だから時間ができたら見上げようってなるんじゃなかろうか、と。
逆なんです。
ゆとりを作るために、時間を先に確保する。
とはいえ、やりたいこともやるべきこともありましょうし、いうても空を見上げる時間の確保なので、そんなに重要視されないだろうと思うのです。
でもね、あの感覚を体感してしまったからこそ、こんなに推してるのですよ。
で、わたしの場合「スマホタイム」を減らしました。
減らしたというよりも勝手に減った感じです。
不思議なもので空を見上げてから「なんとなくスマホをいじる」ことが減っていったんですよね。
上を向く効果
これ何か根拠あるのかな?と思って調べてみました。
人間の動作ってよくできていて、落ち込んでいるときに上は向かない、というか向けない。
上を向いたとしても涙こらえてみたいな状況かな。
調子が悪いときってうつむく、肩を落とすみたいな表現があるように、下向きになりがちなんです。
で、ガッツポーズがでるくらいうれしいときって、バンザイしたりルンルンしながら自然と顔が上向きになります。
これは一連の流れが感情から体の動きにつながってるけど、とにかく「上を向く」っていう行動がどんなふうな変化をもたらすのか気になりましてね。
そしたら↓
上を見る動作でポジティブな感情を起こす
引用元:KOKUYO
考えが行き詰まってきたときには、何も考えずにボーッと空を眺めるアクションがオススメ。
一つのことを考え過ぎて凝り固まっていた神経回路を、一度バラバラにほぐすイメージです。
このときに心がけたいのが、目線だけ上げて空を見るのではなく、あごを上げて顔全体を上に向けること。
脳科学では、「上を見る動作をするとポジティブな感情が起こりやすくなる」という研究報告があがっています。
心のゆとりとは書いていなかったけど「凝り固まっていた神経回路をバラバラにほぐすイメージ」がゆるんだ感覚を生んだのかな?と思いました。
なんとなく下を向きがちなスマホタイムを減らして、空を見上げることに使うようになってから調子がいいのは気のせいではないみたい。
これによれば「上を向く」こと自体が良い影響を与える行動みたいだけど、ただ上向くより+空を眺めるほうが断然効果的だと声を大にしないでも言いたい。
て、ことで。
予定パッツパツのあなたに。
もしくは、空いた時間に何かしないと落ち着かないあなたに、ぜひ体感してほしい。
職場が変わったら、お金が手に入ったら……なんて条件つきでゆとりができるわけじゃないみたいですよ。
お金もかからず、どこかに移動するでもなく、カンタンにできる心のゆとりが生まれる方法。
あなたの上にはどんな空があるのかな。
空の表情はいつもちがうから飽きない
青い壁紙みたいになったから電柱さしこんでみた
あ。
冬どうしよう。
空が結構グレーなんだよなぁ。
夜空は風邪ひきそうだし。
青空が1番見えるところに行ってみたいな。
オーロラも見に行きたくなった。